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小説 木の芽流し 15

木の芽流し 15

 翌朝マヤから電話があった。運悪く配達後の一眠りから目覚めたタイミングであったため無意識に電話を取ってしまった俺。

「ごめん寝てた?」

「何だマヤちゃんか」

「何だってなによ」

「まぁいいや。今日は撮影に行くから駄目だよ。しゃべる暇もない・・」

「冷たくしないでよ。わたしが運転手するわよ。用意して外へ出て・・」

「外?まさか?」

 電話で話しながらドアを開けると俺の車の横にマヤが立っていた。

「何だよ。いなかったらどうするつもりだったんだよ?」

「その時はその時よ。買い物して帰るつもりだったの。早く準備して、また駐車してると怒られるわよ」

 70〜300ズームを1本持ってマヤの車に乗り込む。行先は三股町の椎八重公園と決めてあった。つつじの公園として親しまれている。まだ咲くには早い時期だが、今日は下見に行く予定でいた。帰りに長田峡をぶらり歩いて、撮れるものがあるならついでにと思っていた。2日後に傘マークが天気予報に出ているのだが、意外と明日あたりから振り出すかも知れない。雲の動きが早く、すでに雨雲が山際に浮いている。

ツツジはまだのはずよ。ツツジ祭りが今月末とか言ってたもの・・」

「いいよ、今日はいつ頃撮影するかの下見だから。帰りに長田峡も寄ってよ」

「いいわよ。でも、どうせなら財部まで足を伸ばさない?悠久の森も滝や清流がきれいだっはずよ」

「遠いよ。それにちゃんと撮る時には連れがあると困るんだ。同じ場所から動かないことも多いし、歳のせいかトイレも近くてね。連れが・・特に女性がいるとタチションも出来ないから困る」

「だいじょうぶ。わたしを助手に使えばいいわよ。おしっこだって先っぽ掴んでペットボトルに入れてあげる。帰りにラブホよってトイレに流せばいいでしょう?」

「またそんなことを言う。そう言うこと言うからマヤちゃんと2人になるのが怖いんだよ」

「あはは、マスターだけよ、怖がるのは・・」

「そんなことより、子供が欲しいなら、養子をとること考えろよ。男って案外やきもちが強いんだよ。体外受精などされたんじゃ相手の男が気になってしょうが無いし、まして相手の男を知っていたら・・嫉妬でどんなことするかわかんないぜ」

 マヤが切り出す前に俺は前日途中で打ち切った話しを蒸し返した。マヤに主導権を取らせるのはやばい。俺の主導で話しをせねばならない。そう思う一方で「なぜやばいと思うのか?」と言う気分が浮かぶ。俺の本音は別なところにあるのではないか?(続く)

(^_-)-☆クウネル日記(^_-)-☆

 昨日は快晴の予報が出てると思ったのですが、微妙な天気でした。雨が降りそうでもあったので、一度雨に濡らしたためオートが効かなくなったレンズを持って、久々にマニュアルだけでピント合わせを・・近所を散歩したのですが、面白いものを見つけられず、結局花の撮影になりました。遠出をして目先を変えないと新鮮さを感じなくなってます。やばいかな?(笑)で、また雨マークが出てるし、頭痛がするし・・面倒な身体です(笑)