つねよりもけふの煙(けぶり)のたよりにや西をはるかにおもひやるらん 相模

つねよりもけふの煙(けぶり)のたよりにや西をはるかにおもひやるらん

 相模

 二月十五日の暮れ方に、伊勢大輔がもとにつかはしける

 新古今和歌集 巻第二十 釈教歌 1973

「お釈迦様が入滅された今日の荼毘の煙を機縁として、あなたはいつの日よりも、西方浄土を遥かに思いやっていらっしゃるのでしょうね。」『新日本古典文学大系 11』p.574

伊勢大輔集、二句「けふの入日の」。

二月十五日 釈迦の入滅した日。涅槃会(ねはんえ)が行われた。

煙 涅槃会の香煙か。

伊勢大輔の夫高階成順の没後、友人の相模が贈った弔慰の歌とされる。

相模(さがみ 生没年未詳)平安時代後期の歌人一条天皇第一皇女脩子内親王(996-1049)に出仕。

後拾遺集初出。新古今入集十一首。勅撰入集百八首。

小倉百人一首 65 「恨みわびほさぬ袖だにあるものを恋に朽ちなむ名こそ惜しけれ」

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今年2017年の旧暦2月15日は先週の3月12日でした。